1999-01-27 第145回国会 衆議院 予算委員会 第4号
○濱田(健)委員 昭和四十一年六月一日に、鯨岡議員の「アメリカの相手国である北ベトナム等から見れば、日本は直接の敵ではないけれども、敵性国のような形になっている。」のではないかという問いに答えて、当時の椎名外務大臣が、「ベトナム戦争がもう少し近いところで行なわれておるということになると、はっきりするわけであります。私は、危険がないとは言えないと思います。」
○濱田(健)委員 昭和四十一年六月一日に、鯨岡議員の「アメリカの相手国である北ベトナム等から見れば、日本は直接の敵ではないけれども、敵性国のような形になっている。」のではないかという問いに答えて、当時の椎名外務大臣が、「ベトナム戦争がもう少し近いところで行なわれておるということになると、はっきりするわけであります。私は、危険がないとは言えないと思います。」
そのときに自由民主党の鯨岡議員がこういうふうに質問しています。日本はいまベトナム戦争に対して日米安保条約のおかげで中立ではないと言うが、もしそうであれば、日本が北ベトナムから見れば敵性国家になる、そうすると、米軍発進基地の沖繩が報復攻撃を受けてもやむを得ないことになるのではないか、こういう質問をされたわけであります。時の椎名外務大臣は、こう答えています。確かにそのとおりです。
これは鯨岡議員に対する答弁として行われておりますが「ベトナム戦争がもう少し近いところで行なわれておるということになると、はっきりするわけである。」はっきりするわけであるというのは危険がより迫る。「私は、危険がないとは言えないと思う。
自由民主党の鯨岡議員がこういう質問をしております。日本はいまベトナム戦争に対して日米安保条約のおかげで中立ではないと言うが――これは外務大臣がですね、中立ではないと言うが、もしそうであれば日本は北ベトナムから見れば敵性国家になる、そうすると米軍発進基地の沖繩が報復攻撃を受けてもやむを得ないことになるではないか、こういう質問をされておるのです。これは社会党じゃないのです。与党の鯨岡さんがされておる。
そこで、これは鯨岡議員も指摘されたところですけれども、大体独立国にはいわゆる国家としての基本的な権利があります。外交権なり軍事権、日本でいうと自衛権でしょう。これは基本的な権利の重要な柱ですね。したがって、どのような兵力の配備をするかということは、その国にとっては最も自主的な判断を要せられるところです。
○戸叶委員 いま私も中国問題を質問したいと思うのですが、鯨岡議員がいま質問をされた点について、ちょっとはっきりさせておきたいと思うのです。それにはその当時の速記を持ってこないとちょっとはっきりしないので、私はいま鯨岡さんが結論として質問をされたとおりのように伺っております。
○鯨岡議員 いや懲罰の対象というのじゃない。たとえば先生に対して私が、黒田さん、あなたは売国者だと言ったら、鯨岡君何を失礼なことを言うか、君が売国者だ、君こそ売国者だということを言えばだんだんエキサイトしてくる、秩序が保てない、そういうことをいま言ったのです。
○鯨岡議員 なお調べろとおっしゃれば調べますけれども、あのばかやろうなどと言ったのも、あれも当時非常に問題になったことであります。その程度で、お答え、いかがでございましょうか。
○鯨岡議員 御説として承っておきます。
○鯨岡議員 全く同感であります。
○鯨岡議員 確かめております。
○鯨岡議員 はい、けっこうです。
○鯨岡議員 何がそうではない……。
○鯨岡議員 出席しておりました。
○鯨岡議員 私は、ただいま議題となりました議員穗積七郎君の懲罰を求むる件について、その趣旨の説明をいたしたいと思います。 すなわち、穗積七郎君は、去る三月六日、衆議院外務委員会において、主として沖繩返還後の基地のあり方について、佐藤総理大臣に対し質問中、総理を指さして、「あなたは売国者です。あなた、佐藤さん、こちらを向きなさい。」と、語気鋭く、驚くべき暴言を吐いたのであります。
○帆足分科員 昨日外務委員会におきまして、国策の大綱に関する問題には与野党宿命的に対立し、激論せねばならぬような問題もありますけれども、おおむねの規則に関します問題については、もう少しお互いに話し合い、協力し合ってこそ、三権分立の中で立法府たる、また監視者たる国民代表の議会の果たす役割りがありはしないかという発言が与党の鯨岡議員からありまして、私ども大いに感銘いたした次第でございます。